気仙沼市階上地区では,夏季冷涼・冬季温暖な気候を生かしたイチゴの生産が昭和40年代に始まり、気仙沼市場を中心に出荷し、「気仙沼イチゴ」として親しまれていました。東日本大震災の津波により、気仙沼市・階上イチゴの生産施設の9割が全壊する被害を受けました。「気仙沼イチゴ」ブランドの復活を目指し、平成23年度に階上いちご復興生産組合、平成25年度には階上イチゴ第2復興生産組合がそれぞれ組織され、低コスト耐候性ハウスと高設栽培システムを導入し栽培を再開しました。平成26年における階上イチゴ部会の栽培面積は2ヘクタールほどで、震災前の約66%まで回復しています。
施設名称 | 復興いちご高設栽培ハウス |
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施工場所 | 宮城県気仙沼市南三陸町 |
竣工年月 | 2014年3月 |
施設面積 | 6,672m2 2,021(坪) |
温室タイプ | 屋根型ビニール温室 |
栽培作物 | イチゴ |
施設の特長など | 低コスト・耐候性ハウス、いちご高設栽培方式施設 多連棟式複数棟 (全3棟)溶液栽培施設 ( 設備 )自動天窓換気システム、 温風式暖房設備、遮光・保温二層式カーテン、 溶液栽培システム 手動式巻上換気装置、空気撹拌扇、電照ランプ (うち自社施工設備)自動天窓換気システム、手動式巻上換気装置 ( 被覆材 ) 農POフィルム、タイキュート |