トダテックSDGsへの取り組み

SDGsとは

「Sustainable Develop Goals」の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。
SDGsの理念とその達成に向けた取組は社会において主流化が進んでおり、世界中の主要な企業がSDGsに積極的に取り組むことを宣言しています。

私たちトダテックにできること そして想いは

スマート農業(スマートアグリ)はロボット技術やICT技術を活用する農業。農業の効率化、ノウハウ・技術の可視化で人々の暮らしに大きく深くかかわりこれを担っている業界です。まさにSDGsのあらゆる局面に関与しています。いつも安心・安全な新しい農業ビジネスを通じて、未来につなぐ街づくり。
我々、トダテック株式会社は社員一人一人が本気でSDGsを企業行動につなげ、お客様や地域から信頼され、持続可能な地域社会の創造に貢献できるように尽力していきます。

世界の目標である2030年までに、世界中から飢餓を撲滅しすべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにするには、農業の生産性の向上、生産量の向上、生態系の維持、気候変動や極端な気象現象への対応、干ばつ・洪水及びその他の災害に対する適応能力の向上、漸進的に土地と土壌の質の改善が必要です。今後更に持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業をご提案することが重要です。
私たちにできることは私たちの技術で、収穫量の最大化を実現するための温室環境つくりのサポートを行い、安定した食料生産により農家さんの生活を応援をすることが私たちの役割です。農業を発展させることが、これからの飢餓をゼロにする重要な取り組みです。これからもトダテックはスマートアグリを推進して参ります。

トダテックは2019年よりベトナムからの技能実習生の受け入れを初め、温室建設やとび技能を通じて、技術はもちろん私たち一人ひとりが社会に貢献できることをともに考えます。そしてそれらが母国での人材開発、企業発展、起業促進、雇用創出につながり、その国の発展に寄与することを期待しています。
同様に2019年より社員教育を行うため、Eラーニングを導入し全社員の人材育成に取り組んでいます。また社員に向けた公的資格取得のための資格取得支援を行い、個人の成長を支援する取り組みを行っています。技術・人間力向上のための教育の実施により、一人ひとりの適切な能力開発、教育訓練の機会を社員に提供することで質の高い教育の輪を広げていきます。
社員の安心・安全を構築するために[Learnius]安全管理措置教育 働く環境教育を実施しております。情報の取り扱いやコンプライアンスについて社員全体が学習することで安全管理を徹底し、お客様の信頼と期待に応える会社つくりに励んでいます。トダテックは誰もが安心できる企業、成長できる会社を目指します。

電気が使えないことは不便さだけでなく、様々な問題に派生してしまいます。2011年3月の東日本大震災では私たちの町全体が甚大な被害を受けましたが、離れた町でも深刻な電力不足に陥りました。この電力の不足による大規模停電を防ぐために計画停電が行われるなど、生活にも影響を及ぼしました。
電気の普及はSDGsの他の目標にも密接な関わりを保つため、エネルギー目標が達成されることは、総合的な解決にもつながると考えています。
自社工場の工業用高圧電気をまかないCO2排出を減らすことの大切さを考え、トダテック本社木製品加工工場の屋上には大規模な太陽光パネルが設置されています。また、日頃から省エネルギーを心がけること、リサイクルによって資源の節約を心がけることを呼びかけること夏にはクールビズの実施を行い、冷房や暖房の温度を控えめに設定する等の取り組みを行っています。

近年の温室事業においては、統合環境制御型温室、完全制御型植物温室など栽培棟における高度なテクノロジーの採用で、年間を通じて計画的に長い期間、新鮮な果物や野菜の供給が可能になりました。加えてAI等を用いた制御環境農業(CEA)や水耕栽培などの高度な栽培技術を導入して収穫量を増やし、さらに利用再生可能エネルギーなどを掛け合わせ、コストを減らす取り組みも可能になってきており、近年の温室栽培において海外の技術を取り入れることにより農業全体が進化しています。今後の世界的な食糧難に加え日本国内の食糧自給率向上目標達成のため、食の安定供給や雇用促進など農業の産業化によって地域にもたらされる好循環を見据えながら、トダテックは全国各地にスマート温室を施工して参りました。
トダテックは太陽光利用型植物温室(オランダ式植物温室)における日本人初施工プロジェクト施工実績を誇っています。これからも循環型社会の農業構築に貢献することを目指し、農業革命に対応して参ります。

2008年から取り組みが始まった「海洋プラスチック問題」。
私たちトダテックは温室資材の使用後の処分まで責任を持って取り組みます。
半永久的に交換の必要がないガラス温室の建設をはじめ、農ビ(農業用ビニール)の原料として使用されている塩化ビニール樹脂は、再利用することも出来ます。
3R、Reduce(リデュース=ゴミを出さない)、Reuse(リユース=再使用)、Recycle(リサイクル=再生利用)を心がけ、トダテックにできる環境問題への取り組みを行っています。また、工場から排出される木品の削りかす(おがくず)は酪農・畜産の敷料として提供しています。